絶対音感とは、何か手助けの音を聴かなくても、即時に「ドレミ」の高さが判別できる力です。
この能力を生まれながらに持っている人は、20万人に一人と言われていますが、聴覚が育つ時期に適切なトレーニングをしてあげると、どなたも身につけることが出来る力です。
聴覚は、人間の感覚神経の中で、最も成長が早く、赤ちゃんはお腹の中にいる時から、外の音が聞こえていると言われています。
胎教にモーツァルトが良いとされるのもこのためです。
聴覚は、言語を覚えて話せるようになっていくのと同じ時期の、2歳児から著しく伸びていき、8歳には聴覚は完成してしまうと言われています。
どの国の方も母国語を話せるようになるのと同じように、毎日適切なトレーニングをしてあげることで、2歳(色の旗を使いますので、色の識別が出来るようになった月齢)~6歳半までの時期にお稽古をスタートした方は、絶対音感を身につけることが出来ます。
絶対音感があると、楽譜から音を読むだけでなく、お稽古の先生に指示された内容も理解力が早くなりますので、楽器上達のためには大きな力となってくれます。
また絶対音以外の楽器(弦楽器や声楽等)自分で音程を探らなくてはいけない楽器をお勉強されたい方は、絶対音感があると、曲の習得も早まり、また安定性も格段に変わってきます。
絶対音感を一度身につけた方は、その後楽器の学習を継続的に続けていけば、一生涯忘れることのない力となります。
当協会のプログラムでは、絶対音感を育てる手助けとして、音の聞き取りの練習だけでなく、歌唱指導もしてまいります。
楽器の上達のためにも「拍子感」「リズム感」「うたごころ」「ブレスの感覚」「自然なクレッシェンド感、ディミヌエンド感」を教えてあげることが出来る歌唱指導は重要です。
うたうことが楽しめるお子さんは、楽器の演奏でも「うたう演奏」が出来るようになります。
しかしながら、時期を逃してしまうと、大きな声で歌うことが恥ずかしく感じる年齢が来てしまいます。
この前の時期に、歌の大好きなお子さんに育ててあげることが、豊かな演奏を導くための、最も大切なことでもあります。
絶対音感を身につけた子どものIQは、そうでない子に比べ10ポイント以上高いというデータは統計的に報告されておりますが、ドイツのハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ校神経学科のゴットフリート・シュラウク博士らの研究グループの発表(アメリカの科学誌『サイエンス』1995年2月3日付)では、職業音楽家と音楽を学んだことのない素人を対象にMRIで左右の脳の状態を比較してみたところ、音楽家の中でも絶対音感を持たない19名の脳は、素人の人たちとほとんど変わらなかったのに対して、絶対音感を持つ11名は、左脳の側頭平面(言語の理解や数学的能力に深く関係していると考えられている箇所)と呼ばれる箇所が、右脳の側頭平面に比べ、2倍近い大きさに発達していることがわかりました。
またモーツァルトやベートーヴェンといった偉大な音楽家たちだけでなく、歴史的に名を残した天才たち、ルネッサンスの偉大な芸術家であり科学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチや、医師であり神学者、哲学者、そしてオルガン奏者としても知られているノーベル平和賞受賞者のシュバイツァー博士、同じくノーベル物理学賞を受賞している相対性理論で有名なアインシュタインなども絶対音感保持者だったといわれています。
絶対音感の習得期間は、お稽古スタート時の年齢や楽器の履修の関係で個人差がありますが、平均的におよそ1年半~2年ほどの期間で育ちます。
早い方ですと、一年かからないで絶対音感が身に付く場合もあります。
レッスン時間・・・10分
絶対音感プログラム導入セット・・・3,168円(税込)
絶対音感プログラム応用セット・・・1,760円(税込)
ドレミボード(鍵盤ボード)セット・・・2,200円(税込)
レッスン時間 | 10分 |
---|---|
絶対音感プログラム導入セット | 3,168円(税込) |
絶対音感プログラム応用セット | 1,760円(税込) |
ドレミボード(鍵盤ボード)セット | 2,200円(税込) |
1. 和音、単音、両方の音のききとりをしていきます。
内容はレッスンの過程により変わります。
2. 毎回のレッスンで、2曲~3曲の歌のトレーニングをします。
反復的に練習を重ねることで、「音を覚える」ということだけでなく、音感を育てる手助けともなります。
3. 今週のききとりの状況を踏まえた上で、来週までの一週間の練習のポイントをご説明します。
絶対音感が育っていると、鍵盤学習を始めた時にも、自分が弾き損じをした場合、すぐその間違いにも気付けるということもありますが、「聴く」ことへの集中力も育ちますので、繊細な音色の違いなどもわかるように育っています。
また、弦楽器や声楽等、自分で音程を定めなくてはいけない楽器を学ぶ上でも、絶対音感を持っていると、曲の習得がとても早くなり有利です。
レッスン時間 1レッスン 10分
年間レッスン回数 40~42回(個人レッスンの回数とのバランスで設定)
トレーニング期間 1年半~ 2年ほど
合格された方には、日本こども音楽教育協会認定の資格証を発行いたします。